ミリさん日記

うつとか喘息とかでボロボロのですが生きてます

元気が出る話「猫」

その日は、仕事で疲れて帰ってきた私は、家の前で一匹の猫に出会いました。茶色と白の毛並みで、首には赤い首輪がついていました。私は猫が大好きなので、すぐに声をかけてみました。「こんにちは、可愛いね。どこから来たの?」と言うと、猫は私の方に近づいてきて、優しく鳴きました。私は嬉しくなって、猫を抱き上げて撫でました。すると、猫は私の顔に鼻をこすりつけて、甘えてきました。私は感動して、「君は誰かの飼い猫なの?それとも迷子なの?」と聞きました。すると、猫は首輪についている鈴を振って、私に何かを教えようとしているようでした。私は首輪を見てみると、そこには「ミーちゃん」という名前と電話番号が書かれていました。「ああ、君はミーちゃんっていうんだね。飼い主さんが探してるかもしれないよ」と言うと、ミーちゃんは私の耳元で「ニャー」と言って、頷いたようでした。

私はすぐに電話番号にかけてみました。すると、「もしもし」と女性の声が聞こえました。「すみません、あなたの飼っているミーちゃんという猫を見つけました」と言うと、「本当ですか!?どこにいますか!?」と驚いた声で返事がありました。私は自分の住所を伝えると、「すぐに行きます!ありがとうございます!」と言って電話が切れました。

しばらくして、女性がやってきました。彼女はミーちゃんを見るなり、「ミーちゃん!大丈夫だったね!ごめんね!心配かけちゃって!」と言って涙を流しながら抱きしめました。ミーちゃんも彼女に寄り添って、「ニャーニャー」と鳴きました。「この子はどうやって迷子になったんですか?」と私が聞くと、「実は昨日引っ越してきたばかりなんです。でもこの子はまだ慣れなくて、ドアが開いた隙に外に出てしまったんです。それからずっと探していたんですけど見つからなくて…」と彼女は話しました。「そうだったんですか…でもよかったですね。無事に会えて」と私は言いました。「本当によかったです。あなたに感謝してもしきれません。どうやってお礼をしたらいいですか?」と彼女は言いました。「いえいえ、私も猫が好きなので何も要りませんよ」と私は言いました。「でも…せめてお茶でもご一緒させてください」と彼女は言いました。「それなら喜んで」と私は言いました。

そうして、私たちは一緒にお茶を飲みながら、猫の話や引っ越しの話などをしました。彼女は私と同じくらいの年齢で、仕事でこの街に来たということでした。私たちは意気投合して、友達になりました。ミーちゃんも私たちの間に入って、幸せそうにしていました。

私はその日、猫に出会ったことで、元気が出るだけでなく、新しい友達もできたことに感謝しました。猫は本当に不思議な動物ですね。あなたも今日は猫に出会えるかもしれませんよ。ではまた。